待つわ

2005/8/1

ぼくの家の最寄り駅は、都心からほど近いわりに認知度はすごく低く、人に言って通じたためしがありません。また駅前はよく言えば閑静な、悪く言えばなんにもない。人はたくさん住んでるはずなのにスーパーもない。最近でこそコンビニが増えましたが、つい最近まではファミマが1軒しかなく、そのときはそのファミマが全国1の売上を誇っていたそうです。そしてそのときに一番売れていたのが「するめ」だそうです。そんな街です。

当然駅舎そのものが古く、やっぱり売店も何もないショボい作りだったのですが、なんとこのたびその駅が全面改装をするとのこと!
完成予定図のポスターが貼られホームにはついたてが立ち、工事が行われていました。待合室とエレベーターと、あと階段がもう一つできるとのこと。待合室は暑い夏には必需品ですし、踏み切りの向こう側にしか駅の入り口がなかったので階段がこっち側にもう一つできるとなれば大歓迎です。

と、住民はみんな楽しみにしていました。ぼくも、基本は原付なのであまり駅は利用しませんが、もちろん楽しみにしていました。

そして、駅各所の工事のうち、まずはホームの待合室が完成!









・・・細っ。

駅の改装を待ちわびていた住民はみなうれしそうに、しかしみなどこか不安げに、横一列で並んで待ち合っているのでした。

このぶんじゃ、このあとできるという階段は、きっと非常階段みたいな感じだな。もしくははしご。むしろ縄ばしご。

衣食住

2005/8/2

夏休みにはなったけれども毎日忙しい。なかなか時間がない。
といっても学校に行っていた時間をバイトに置き換えて、プラス土日のうちどっちかをバイトにあてているだけだし、昼間は屋内で座ってするお仕事なので体力的には楽だ。週一回のボルダリングも欠かさないし、ショボショボながらも日記は書いている。自分のキャパシティを超えた無理をしてぶっ倒れた去年の轍は踏まない。
ただなかなかのんびりする時間はなくて、たとえば前々から書こうと考えているすごく長い日記があって、でも思っていることを全部書く余裕はなかなかないなあなんて風には思う。そして余裕がないと、いろんなことがおろそかになって、何かがどこかにだんだん溜まってくる。


ゆうべも寝るのは遅くて、今朝は朝7時40分に起床。目覚ましは7時半にセットしているのになかなか布団から出れずに、10分寝坊。

遅れて起きて、でも今日はなぜかそこからベーコンとキャベツのパスタを作った。いつも時間のない朝はそうめんで済ますのに、なんだか意地になってちゃんと料理をしてやろうと思ったのだ。だってちゃんと料理をしたら、朝からうまいのだ。
さらに朝ごはんを食べた後、きのうの日付の日記まで書いた。やっつけだけど、遅れてるけど、これで日付ベースで4日連続の更新だ。「何書こう、いつ書こう」と考えながらモヤモヤした一日を過ごさなくてすむ。
そして遅刻することもなく無事に出社。寝坊しても、やってみれば意外とできるのね。

そして昼のバイトは終わり。
昼は17時35分が定時で、その後の居酒屋バイトは移動時間を考えて19時入りでシフトを提出している。でも今日は20時入りだった。昼のほうで残業して小銭を稼いでいこうかとも思ったが、定時であがっていったん家に帰った。
いったん家に帰れば、1時間の余裕ができる。部屋を片付けよう。
大急ぎで帰って、洗濯をして、洗いものをして、掃除をした。そして買いものに行き、豚肉とナスの炒め物を作って食べて、慌しく夜のバイトに出かけた。
ドタバタだったけど、溜まっていた何かはちょっときれいになった。おなかもいっぱいになった。

おなかがいっぱいだと、やはり余裕が出てくる。
サービス業に従事するということは、裏ではどこか性格的なゆがみを生じるもので、心がさもしいとどうしても、目の前で楽しく飲み食いしている客とあくせく働いている自分のギャップをうらめしく思ってしまう。周りで働いている人もやはりそのゆがみの中にあり、思い通りに動かない新人に必要以上につらくあたってきたりするものである。
でもしっかり食べて働いていると、なんだか余裕でそれらを軽く受け流せたりする。

夜のバイトもすべて終わり、控え室で着替えて靴を履いて外に出ようとして、ふと気づいた。
おっ、シャツと靴がいっしょじゃん。
今日は緑のシャツを着ていた。黄緑というか、もえぎ色とでも言おうか。すごく派手。世の中でこれが似合うのはバッタとトカゲと俺様しかいないというくらいの、店長3大派手アイテムのひとつ。(残り2つは黄色のパンツとオレンジ色のジャケット。)そして靴は、茶色の普通のローファーなのだが、中敷がきれいな緑色なのだ。
シャツと、靴の内側がきれいな緑色。なんだかとてもうれしくなった。今日のぼくは、おしゃれだ。
ひとりで原付に乗って帰るだけだけど、ウキウキした。

帰ってPCをつけて、久しぶりにアクセス解析を見た。8月2日、102件。
ここ2週間くらい、日記を書いてもReadMeとかの更新報告をしていなかった。更新報告をすればそれだけで10件以上のアクセスはある。でも日記は朝に急いで書いていたりするのでその時間すらなかったし、えばるほどのものが書けた気もしないからしていなかった。
でも、それでも102件。久しぶりに100件超。あい変らずたったの102件ではある。でも更新報告経由ではなく、102人もの人がここを自発的に見にきてくれているのだ。みなさんいつもありがとうございます。


何かがどこかに溜まってきたとき、落ちてきたとき、それをきれいにすること、持ち上げること。その手がかりとなるスイッチを3つ見つけたのでここに書き留めておこう。

部屋をかたづけること。
ごはんを作って食べること。
おしゃれをすること。

なるほど、衣食住って、そういうことか!

文句あるか!

2005/8/4

きのう昼のバイトの朝礼で、派遣元の社員でありわれわれボンクラ軍団の責任者でもある、マネージャーのボーンヘッドさんが言いました。

「一人ずつ順番に、きょう何件架電するか意気込みを聞かせてください」

どうやら派遣先のえらい人に、全体の電話の件数が少ないということで相当吊るし上げをくらっているようです。
我々の仕事は電話による法人営業。売上と電話をした件数の2つの側面から評価されます。申込書を取れば売上があがり、電話をかけるとシステムでカウントされます。われわれボンクラ軍団は、先月は例の閉店売り尽くしセールの特需もあり売上ではトータルで目標達成となったのですが、近ごろちょっと架電件数のほうが足りないみたいです。
ちょうどぼくは先日、直属の上司にあたる元ヤンSVに「店長さん、架電件数が少ないって派遣先から名指しで言われちゃったんで、ポーズだけでもいいからちょっと電話かけてよ」みたいなことを言われていました。われわれに課された1日の架電件数のノルマは、35件。それなのにぼくはせいぜい15件くらいしかかけていないのです。

だってさ、売上を上げるための動きをすると、電話なんてかけてるヒマないんだもん。
電話して挨拶するだけじゃ契約は取れない。個々のニーズに合った資料を作ったり、細かいヒアリングをしたり、1件のお客さんにかける時間をある程度多くしないと契約には結びつきません。電話の件数を増やすということは、接するお客さんの数を増やすということであり、費やす時間を分散させることになります。ソリューション系の営業をやったことがある人ならだれでもご理解いただける当たり前の話だと思います。
そしてぼくは、2つの評価基準のうち1つを完全に捨て、挨拶のためだけの電話はせずに見込みのあるお客さんへの提案に労力の全てを集中させるファイトスタイルでこれまでやってきました。選択と集中。これは生き抜くためには絶対必要な考え方です。大学入試のときにも、ぼくは試験科目のうち世界史を完全に捨て、ほぼノー勉強で時間は他の科目につぎ込み世界史8点くらいで大学に受かりました。
それはさておき、もっと言っちゃうと挨拶の電話なんてバカでもできる。ぼくの中では挨拶の次からが「仕事」で、それをやっているから架電件数が少ないんです。でも先月の成績、俺様は目標対比680%だよ?仕事してないっていうの?

目標件数をボーンヘッドさんに振られて、一人目が「・・・30件」と言いました。
微妙な数字です。ノルマは35件。35って言っちゃったらノルマ達成をコミットすることになるから、それよりちょっと少なくしとこうという心の動きが目に見えるようです。
すると次の人も「・・・・30件」と言いました。次も30。その次も30。30、30、30・・・。
吐き気がしました。無難、右へならえ、長いものには巻かれろ。お前らみんな大嫌いだ。
ボーンヘッドさんは吐き気はしないのでしょうか。だれも「35」って言わないけれど、それでいいのでしょうか。

「次、店長さん」とボーンヘッドさんが言いました。
ぼくは元気よく「10!」と答えました。

別になにも言われなかったので、10でもよかったのでしょう、たぶん。それでいいならなんで言わせるんでしょうかね。
結果、一日で13件電話しました。よく働いたなーっと。


そして今日。「今日もきのうと同じように、一日これだけ電話をかけますとひとりひとり宣言してください」とボーンヘッドさん。
もう我慢できませんでした。
一人目がまた「30」と言うと、ボーンヘッドさんは「ちょっとだけでもきのうの数字に上乗せさせて気合を見せてください」と言いました。二人目が「35」と言いました。そこから先は35、35、35・・・。

ぼくは叫びました。

「5件だ、文句あるか、です」

自分では、メールやチャットで(笑)をつけるようなニュアンスで、笑顔で言ったつもりだったんだけど、煮えくり返る腹の内は隠せなかったようです。全体が凍りつきました。久しぶりに公衆の面前でプロレスをやってしまいました。


でも、いまマジな話、電話かけてるヒマなんてないんですよ。
これまで売っていた主要商材が売れなくなってしまったというのはご説明のとおり。それを失って、売上の目標である一人あたり20万ウンボボを達成するのは至難の技です。(あ、単位は例によって架空ですからね。)どうしようかなーと思っていたところ、ぼくはなんと1契約19万9000ウンボボの売上になるスーパー商材について、あるお客さんから相談を受けました。これを取れば目標一発ツモってわけです。当然ここは、足を止め息を止めてリング中央で打ち合う時間帯でしょう!
というわけでここ数日、ぼくはそれにかかりっきりになっていました。それだけのサービスになると買うお客さんだって必死ですし、本来は電話だけで完結するレベルの案件ではありません。お客さんはことあるごとに「できれば実際に来てもらって・・・」と言います。もちろん訪問営業をする部署も別にあって、手に負えなければそっちに振ることもできるのですが、そうするとぼくの売上にはもちろんなりません。
いちおう商品ラインナップには入っていて名前だけは知っていたけれど、うちだけでなくもう一つの派遣会社のチームでも誰も売ったことのない商品です。それが何なのか勉強するところから始まり、資料集めや提案書の作成に追われていました。
そしてようやく、「導入の方向で稟議にかけるので、見積と申込書をください」というところまでこぎつけたのです。今日は、誰が何と言おうと電話なんてかけてるヒマはありません。

結果、公約どおり本日は架電件数5件でフィニッシュ。でも見積と申込書を送り、「来週アメリカの本社のOKが出たらハンコ押しますね」という電話をもらって気持ちよく業務を終了しました。文句あるか!


と、帰ろうと思って、ふと大事なことを忘れていることに気づきました。
ぼくらは契約に応じて「インセンティブ」というこづかいをもらえるのです。上で「売上」と表現していたのは、正確には売ったサービスの月額の利用料金のことで、ぼくらが契約を取ると派遣先は毎月その「売上」の額を顧客から得ることになります。そして派遣元はその「売上」の1ヶ月分をコミッションとして派遣先からゲットします。(たぶん。)そしてぼくらは派遣元から、その一部、だいたい売上の1割くらいをインセンティブとしてもらいます。この前売りまくった商材は毎月の利用料金が5000円とか9000円になるサービスで、1契約ごとに派遣元に5000円とか9000円のボーナスが入り、ぼくらは500円とか900円がもらえて、ぼくはそれを先月13万円ぶん売ったのです。
ところがコミッションやインセンティブはすべてのサービスについて設定されているわけではなく、派遣先が売りたい主要商材に限られています。これまではほぼ、コミッションが発生する商品=売れる商品だったので問題はなかったのですが、19万9000ウンボボのスーパー商材はマイナーなのでコミッションの対象になっていません。たぶんその契約が取れることすら想定外なので、無理もないことです。

でも実際に取れちゃったら、もちろんなんかくれるんでしょうね!
帰り際にボーンヘッドさんに聞いてみました。
「うーん、コミッションの範囲外ですからねえ」
そりゃわかってます。
「派遣先に確認しますけど、システム上、難しいですねえ」
・・・ハァ?

全く、力が抜けました。
この人はほんとうにバカだ。
インセンティブという言葉は、大元は「刺激」「動機」といった意味です。言いえて妙です。契約を取るとこづかいがもらえるから、がんばって契約を取ろうという気になる。動機です。
でもインセンティブ、もらえないみたいです。そしたら、やる気は、出ませんて。
システムとかそんな話聞きたくない。ぼくが聞きたいのは、今やっているぼくの仕事に対する評価は、なんなのかということ。19万9000ウンボボの契約を取ろうが、評価はゼロだということか。挨拶のための電話しかかけられないデクの坊どものほうが評価は高いということか。
たとえシステム上コミッションが発生しないとしても、なんとしてでも派遣先にかけあって認めさせろ。少なくとも「対象外だけど認めさせますよ!」とファイティングポーズを取れ。
認められなかったらぼくは19万9000ウンボボの仕事に見合ったこづかいをもらえなくて悔しい思いをします。こづかいの額は他の商材と同じ1割という基準なら、1万9900円ということになるでしょう。でも派遣元が得るはずのコミッションは、19万9000円なのです。それがもらえないなら、ぼくの10倍悔しくないとおかしいのです。それを「システム上難しい」の一言で済ませてしまうような感覚の持ち主なのです、彼は。数字に対する執着心が、ファイティングスピリットが、欠落しているのです。この発言でよくわかりました。

ぼくはとりあえず、「どういう処理をするか、出どころは問わないんで、とにかくなんとかしてくださいよ」と吐き捨てて帰ってきました。出どころは問わない、その言葉の意味は、

き さ ま の 財 布 か ら で も い い か ら 出 せ

そういうことです。文学的すぎて伝わらなかったかもしれませんけどね。バカだから伝わってないんだろうなあ。
まったく、こんなところじゃ働くモチベーションが沸きませんよ。


派遣元全体で先月の売上目標を達成したということで、きょうみんなは祝勝会という名目で飲み会に行くことになりました。金は派遣元から出るらしいです。派遣会社というのはときどきそういう飲み会をやってくれることがあります。
なんだよ、金あんじゃん。
言っとくけどね、先月の売上のうち、3分の1はぼくの成果だからね。挨拶しかできないバカに出してやる飲み代があるなら、もう少し俺様に敬意を表してもいいんじゃない?金の問題じゃない。大元の意味のインセンティブだよ、ぼくが求めているのは。

選択と集中。組織においても同じです。一人の人間が架電件数と売上を両立させるのは難しいです。どうして1年もやってて、それら2つがコインの表裏の関係だということに気づかないかなあ。
仮にぼくがあの席に座っていたとしたら、ぼくなら架電チームと売上チームをはっきりと分けます。売上をあげられない人は中身はなくても1日100件電話させて、あげられる見込みのある人は電話なんてしなくていいから売上目標を40万ウンボボに設定して、それで全体として架電件数と売上の両立を目指します。それが組織というものなんじゃないか。仮に両立ができなくても、これこれこういう方針で両立を目指しますと納得のいく説明をする、それがマネージメントなんじゃないか。
派遣先が結果だけ見て「店長さんの架電件数が少ない」という指摘をするのは当たり前の話です。だってそれはれっきとした評価基準の一つだからね。でもそれを言われてボーンヘッドさんは、「いや、この人は先月680%売ったんです。そのかわり他の人に電話させてます」と言ってくれないと、あなたがその席に座ってる意味なんてないんです。
ぼくはね、別に自分のイスにしがみつかないといけない理由はないんだ。やりたいことはほかにあるからね。架電を捨てて売上を求めるぼくのファイトスタイルが軍団の構想に合わないなら、クビにしていただいてけっこう。売上だけを求めて達成できなかったら、クビにしていただいてけっこう。ピンポンダッシュみたいな挨拶コールは、何と言われてもぼくは絶対にしません。そういう言うことをきかない性格の悪い人をクビにするというのも、マネージャーとして正しい選択のひとつだと思いますよ。いずれにせよ選択して、マネジメントしてください。それができないならお前が挨拶コールしろ。

昼すぎくらいから、みんなは飲み会の話でもちきりです。一人ドタキャンが出たらしく、その分の金で隣の島のかわい子ちゃんを代わりに招待できないかという話をみんなでしています。ボーンヘッドさんは、欠員が出なかったことにすれば本社にはバレないかなあなんて言っています。
バカ丸出し。駅のアスベスト並みに、むき出しのバカです。かわい子ちゃんはうちのチームの営業事務を担当している人なので、招待する名目はあるっちゃああるんですが、でもよその派遣会社の人を、しかも一人だけオフィシャルな飲み会に誘ったら、あとでどんなことになるか想像がつかないんでしょうか。まあせいぜい仲良くやってください。

ぼく?もちろん不参加ですよ。これまでも何度かオフィシャルな飲み会はありましたが、学校があるのでデフォルトで不参加です。夏休みで、しかもたまたま夜のバイトは休みだったので参加できないこともありませんでしたが、行ったらバカがうつるんで。時間は有限。選択と集中です。

文句あるか!

反省文

2005/8/5

「今の今まで自分で自分は○○だと思っていたけど、実は××だった!」っていうことは、いくつになってもよくありますよね。

たとえばぼくは、就職するまで自分が安定志向の人間だと思っていました。


きょうの日中、バイト中にむちゃくちゃ大量にウンコが出て驚いたのです。朝に出社してウンコをしてずいぶん出たなーと思うのは普通のことですけど、30分もするとまた便意を催してもりもりもりー。1時間してまたもりもりー。昼食後にはもりもりもりもりー。都合、4回か5回はトイレに行き、そしてすべて立派な快便だったのです。トイレから出て手を洗う鏡の向こうの自分の顔が、ほっそりとして見えました。
いったいぼくの直腸の中には、どれだけのウンコが溜まっていたというのか。
これまで自分は便秘とは無縁だと思っていたのですが、これは間違いない。便秘の人だ。


なんて汚い話をするつもりではなく。

きのう学校の友だちと数人で飲みに行ったのですが、途中から全く記憶がないのです。先日酒の飲み方を考えようと決意してから、それなりに実行に移せていました。少なくとも外で飲むときは自分でコントロールできる範囲に抑えていました。
ところが昨夜は、かなり早い段階から全く記憶がありません。帰って日記の清書をしようと思っていたくらいで(今日アップしました)飛ばしたつもりもないのに、記憶はあとかたもないのです。ぼくはかなり二日酔いをするタイプなのにあまり二日酔いがなかったことから考えると、もしかしたらアルコール量はそんなに多くなかったのかもしれません。それなのに、酔ってきたなーという自覚もなく、いきなりあちらの世界に行ってしまった。

ひょっとしてぼく、酒、強くないのかな?

携帯の着信履歴を見ると、友だちから何件も不在着信がありました。きっと心配してかけてきたのでしょう。「生きてます」と返信しました。「無事でなにより」と返ってきました。なんでも白目をむいていたりカギを落としたり、たいへんだったようです。

よく「○○省職員、酔って女性の胸をわしづかみ」みたいなニュースありますよね。逮捕された人は必ず「記憶にない」と言います。記憶にないって言ったってねえ、と思います。
でも実際に自分がそれに似た状況に陥ってみると、そう言わざるをえない気持ちがわかります。
朝は、寒くて目が覚めました。パンツ一丁で寝ており、冷房の設定が22度・風量強になっていました。チーム・マイナス6%も真っ青です。
いくらクーラーガンガンでもそのまま凍死、ということはないでしょうけど、でも冬で雨でも降ってれば外で寝ちゃって凍死はありえます。女性の胸をわしづかみにすることもありえます。人を殺すことは泥酔状態では難しいかもしれないけど、でも死にたいくらいに人を傷つけることはありえます。

自分は、自分が思っているほど酒が強くはないのかもしれない。以後きつーく気をつけます。

予告編

2005/8/7

にちようび。

朝ごはんはキャベツとアンチョビのパスタ。
昼ごはんはスタミナそうめんfeaturingうなぎ。
夕ごはんは牛すじカレー野菜たっぷり。
その他、仕込み作業はにんにくオイル・ソフリット・トマトソース・力士みそ・ガムシロップ。

ひたすら作って食べておなかいっぱいなので、ここはボルダリングでカロリー発散!と思ったのですが。営業時間を勘違いしていて行けず。けっきょく作って食って寝ただけの一日でした。

作って食っただけでも、我ながらこれだけやればさすがに日記にもなるぞ、と思うのですが。
食っておなかがいっぱいになると、眠くなってもくるもので、この続きはみなさんまた明日ということに、ムニャムニャもう食べられな〜い。

pickle 'em all! 2

2005/8/8

最近すっかり漬け物系に凝っているという話をしました。梅酒やにんにくオイルに始まり、アジを使ってアンチョビもどきも作りました。

きのうの朝ごはんは、そのアジチョビとにんにくオイルを使ったパスタでした。
鍋で麺をゆでている間にフライパンににんにくオイルを入れ、刻んだアジチョビと赤唐辛子を炒めます。味見してみて物足りなかったらアジプラーを、濃ければ水を加えて塩味を微調整します。麺が茹で上がる直前に鍋にキャベツを入れて麺といっしょにざる上げして、フライパンに入れてさっと絡めればあっという間にできあがり。
劇的にうまい!というほどではありませんが、普通にうまい。いつでも作れて材料費が安い。

この、「いつでも作れて材料費が安い」というのは、一人暮らしにとってとても重要なことです。
一人暮らしでは、材料を買ったはいいが使わずにダメにしてしまうということがよくあります。どうしても料理をするのは週末に限られるし、消費する量も少ないからです。
ところがアジチョビは、保存食なのでいつ使ってもOK。実際、作ってから1ヶ月間常温で放置していますが全く問題ありません。
それにもとが一尾100円。しかも友だちにもらったアジも使って作りましたので材料費はゼロみたいなもんです。そのアジチョビとにんにくオイルとスパゲティさえあれば、あとは余り野菜で簡単に激安パスタができるのです。


これに味をしめて、先日はパンチェッタ作りにもチャレンジしました。
パンチェッタとは豚ばら肉の塩漬けのこと。ベーコンに似たイタリア料理食材です。
また、日本ではジローラモさんのファーストネームとしてのほうが有名かもしれません。パンチェッタ・ジローラモさん、名前が食品というのはちょっと不思議な感じですが、アメリカ人に直すとケビン・ベーコンにあたるのでしょうか。日本ならハム太郎でしょうか。ハムテルでしょうか。
それはさておき、よくイタリアンのレシピ本には「パンチェッタ(なければベーコンで代用)」という文言が出てきます。イタリアではポピュラーな食材なんだそうです。ベーコンは豚ばら肉の燻製なので、本当はパンチェッタとはやっぱり風味が少し違うみたいです。
でもパンチェッタ、そこらのスーパーなんかじゃ見たこともありません。ネットで調べたら、キロ3960円?高っ!
そんなら自分で漬けてみるよ!

豚ばら肉を買ってきて、ジップロックに入れて塩漬け。



以上。

アジチョビでも学びましたが、しょせんは塩漬けなんですよ。漬かってりゃあいいんです。すごく手間をかける作り方もあるにはあるみたいですが、そこまでしなくても。

ほーら、1週間もすると汁気が出てきて、切ると肉はいい具合に茶褐色に変色しているのであります。



時間は経っていますがいやな匂いなどはせず、塩漬けにしたことにより腐らぬままに変質しているのがわかります。

さっそく、自家製パンチェッタを使ってカルボナーラを作ってみました。ベーコンのときと同様、まずは細切りにしてフライパンでじっくりと炒めるのですが、いつも買う安いベーコンと比べると驚くほど油がじゃんじゃん出ていい感じです。
そしたら白ワインで鍋についたうまみをこそげ落として、ゆでたパスタを入れて絡め、卵とパルメザンチーズを入れて手早く混ぜて・・・。



黄金カルボのできあがり!

うまそうだ!
いただきまーす!

ひと口食べると、脳天を突き抜けるうまみ!!

・・・と思ったら、舌を突き抜けるようなしょっぱさでした。
塩辛くて舌が曲がるほど。

うーん、漬かってりゃあいいというわけでもないようですね、塩漬け。

ただ、適量を使用して水やワインで味を薄めれば全然食えます。かなりうまいです。立派にベーコンの代わりになります。これは次回塩分量を調整し、もっと熟成させて、再チャレンジの価値ありです!


とまあこんなふうに、最近の週末は試行錯誤しながら楽しく漬け物ライフ、仕込みライフにいそしんでいます。
きのうはとくに大忙しでした。
まずアジチョビがもうなくなってきたので、いよいよ本物のアンチョビの仕込みにかかりました。



前回はアジの切り身を漬けましたが、今回は晴れてイワシを、頭もはらわたも取らずそのまま塩漬けです。もちろん頭とわたを取ってからやるやり方もありますが、丸のまんまのほうがいい具合に発酵しそうでしょ。
本当は小さなカタクチイワシでやるのでしょうが、大きなマイワシしか手に入らず、鍋がイワシでぎゅうぎゅうなのがちょっと悲しいですけど。



でもいい感じです。このまま1ヶ月くらい放置して、それから頭とわたをとってオイル漬けにします。


あと、トマトソースもまた仕込みました。



ひと瓶は冷蔵、残りは冷凍。冷蔵のほうはいろんなパスタにしましょう。冷凍のほうは、次回ミートソースでも作りましょう。
ちなみにこの前のとはちょっと作り方を変えて、香味野菜(たまねぎ・にんじん・セロリを使用)は刻まずにトマト缶と共に煮込みました。そして最後に引き上げてカレーの具にしました。
カレーの肉は例により牛すじで、いつもは「極悪」というサブタイトルがつくように濃ゆい感じに仕上がるのですが、今回は香味野菜とトマトの香りでむしろさっぱりとした夏らしいカレーができました。これで今週はカレーで食いつなげます。
・・・あれ、そしたらトマトソースはいつ使おう?


と、嬉しい悲鳴をあげてしまうくらいに昨日は仕込みまくりました。あんまりやりすぎて疲れて力尽きてしまい昨日はけっきょく書けなかったくらい。

そのほかに、セロリの残りを使ってソフリットも作りました。ソフリットとは香味野菜のみじん切りを炒めたもので、西洋料理ではよく使います。凍らせとけばいつか何かの役に立つことでしょう。




味噌の残りをパックのまま酒とみりんで少し伸ばし、みょうがとかしょうがとかネギとか大葉とかのみじん切りをぶち込んでみました。
野菜スティックにつけて食べれば立派なおつまみになるし、これで味噌汁を作ってもたぶん変わった風味でおいしい。




あとにんにくオイルも補充。これまでは生のにんにくスライスをオイル漬けにしてましたが、夏場はちょっと酸味が出てしまうことがわかってきたので、最初からにんにくスライスをオリーブオイルで揚げて、チップとオイルを別に保存する方法を試してみました。



ついでに、アイスコーヒーに入れるガムシロップも作りました。グラニュー糖250グラムに対して水180ccを加えミキサーで3分混ぜるとできあがりです。冷蔵庫で1ヶ月もちます。ただの透明な液体なので写真は省略。


別に、ガムシロなんてわざわざ自分で作んなくたっていいじゃん、とも思うのです。なくてもいいし、買ってもたいして高くないもんね。
でも実際に作ってみると、意外に簡単で、材料費は50円足らず。作んなくたっていいけど、作ってもいいじゃん、とも思うのです。
トマトソースもアンチョビもパンチェッタも、みんな同じ。やってみたら簡単。安い。けっこううまいし長持ちする。そして何より、楽しい!料理の幅が広がる!

「男の料理」という言葉がありますね。週末はパパが、時間と手間をかけてちょっと贅沢な料理を作る、みたいな。
週末にやるのはぼくも同じなのですが、ちょっと違うのはお金をかけないこと。普通に手に入るもので土日に保存食を仕込み、平日にそれを使って簡単な料理を作る。これが今の、ぼくの料理のスタイルなのです。

シャッター・チャンス

2005/8/10

業務用の車には、たいてい車体に社名が書かれています。そして、右側の車体には社名を右から左に書くという、言語学的にはやや意味不明な習慣があります。「ターャジス」なんて書かれた車を見て、一瞬「?」と思ったことがだれでもあるのではないでしょうか。

先日、多摩生コンクリート工業とでもいう社名なのでしょうか、ミキサー車が走っておりました。
そのミキサーの部分には。

「ンコ生マタ」

という文字がぐるぐる回っておりました。

なんかすごい迫力だなあ。

と思ったのですが、原付で走っていたので写真が撮れず。
ただ文章にしてみてもいまいちですね。


そういえばこの前、ネクタイをしめながら自転車に乗っているスーツ姿のサラリーマンを見ました。

電車の中でネクタイをしている人とかはたまにいますが、自転車で走りながらです。ネクタイを直しているとかのレベルでなく、両手離しで自転車をこぎながらポケットからネクタイを出し、器用に絞めながら爆走していました。
こちらもすごい迫力だなあ。「食パンをくわえて慌てて学校に行くのび太」「お魚くわえたドラ猫追っかけて裸足でかけてく愉快なサザエさん」なみに、日本の伝統芸能だと思いました。

が、こちらも原付の上で見かけた出来事だし、だいいち被写体が他人になるのでうかつに写真は撮れず。
やはり文章で再現してもいまいちなのです。


こんなとき、ぼくは写真というメディアの威力と、文章という自らの武器の無力さを思い知らされるのです。
こうしてウェブ上で日記を書いていると、ネタになりそうなことはなんでも写真を撮っておく癖がつくもので、出始めた当初はぼくにとっては何の役に立つのか理解不能だったカメラ付き携帯も、今ではすっかり必需品です。

そうして、「これはネタになる」と思ったものはすぐに写真にパチリ。冒頭の「ンコ生マタ」も、実は信号待ちだったので慌てて携帯を取り出したのですが、カメラモードになったときにはミキサーが回って「タマ生コン」になっていました。
残念。日記のネタとめぐり合い、写真に撮れるチャンスは一回きりなのです。


まあ、そうやって気合を入れて写真を撮っても、後で見返してみるとたいてい微妙なネタばかりなんで、文章力を磨いたほうがやっぱり確実だなあとは思うんですけどね。










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